ウェットタイプのドッグフードの注意点

ドライフードに比べ腐りやすい

 ウェットフードは、水分含有量が75%とドライフードに比べ(ドライフードは10%以下)多めに作られています。
そのため、水分補給に関してはしっかり摂取できるため良いのですが、その分傷みやすいく臭いりやすい傾向にあります。
もちろん、ウェットフードはその点も考慮し1日で食べきれる量で販売されているるのですが、開封後はなるべく早めに食べきるようにしましょう。
 また、水分含有量が多いため、下痢や軟便になりやすい傾向があります。
もし、ウェットフートを与えてこのような症状が出たら、量を減らすか使用を中止するなどした方が良いでしょう。

歯のトラブルに注意が必要

 ウェットフードは、柔らかく触感も良いため嗜好性もとても高いです。
また、レンジで少し温めることにより嗜好性は更に増すため、犬は喜んで食べます。
しかし、柔らかいが故に、食べカスが歯に付着しやすいという問題があります。
もちろん、食後にしっかり歯磨きをしてあげればそれほど問題ではありませんが、歯磨きをせずその状態を放置してしまうと、食べカスが歯垢から歯石へと変化し、口臭・歯周病など歯のトラブルへと繫がります。
一度付いてしまった歯石は、人間同様に歯石除去を行わないと取り除くことは出来ません。
ただ、犬の場合は全身麻酔をかけての歯石除去になるので、心配な飼い主さんも多いでしょう。
 また、犬は基本的に奥歯で食べ物を噛んで食べるため、前歯がキレイでも奥歯は歯石だらけの場合も多いのです。

食ムラが起きやすい

 嗜好性が高いウェットフードは、食欲がない時などに与えると食べてくれる可能性が高いため、入院中・治療中など傷病中にもとても役立つのですが、食ムラが激しい犬には注意が必要です。
 何度も説明した通り、ウェットフードはドライフードに比べると、とても嗜好性が高いです。
そのため、ウェットフードの味に慣れてしまうと、ドライフードを食べなくなるリスクが高まります。
そのため、ウェットフードを与えるときは、体調不良を除き、なるべくドライフードと混ぜて与える方が良いかもしれません。
【参考文献】 http://www.juliet-movie.jp/type.html