ドッグフードに含まれる栄養源
六大栄養素とその働きを知ろう!
http://www.video-hawaii.com/eiyouso.htmlにも書いてあるように、ドッグフードに含まれる栄養源を知る上で大切なことは、栄養源の働きです。栄養源には、エネルギー源となるもの・からだを作るもの・生体機能を維持することものがあり、大きく分けて6つの栄養素があります。
水
動物は、体脂肪とたんぱく質を半分以上失っても生きていけると言われていますが、体内の水分を15%失うだけで生きていくことができなくなります。ちなみに、ウェットフードには75%、セミモイストフードには25〜35%、ドライフードには10%以下の水分が含まれています。
たんぱく質
たんぱく質は、体の組織を作ったり維持をする働きをします。しかし、たんぱく質が欠乏すると、成長不良・体重減少・被毛のぱさつき・筋肉の衰えなどが起き、過剰摂取は、腎機能障害・尿路結石症などの疾患を招く恐れもあります。
そのため、たんぱく質は適切な量を摂取する必要があります。
炭水化物
炭水化物は、生命活動に必要なエネルギーを供給する働きをします。必須栄養素ではないのですが、炭水化物に含まれるブドウ糖は、脳の活動に必要不可欠なエネルギー源のため、ドッグフードには30〜60%の炭水化物が含まれています。
ミネラル
ミネラルは、骨格・細胞機能・神経伝導・筋収縮などの働きをします。ちなみに、多量ミネラルであるカルシウムの99%とリンの85%は、骨や歯の構成成分に使用されているそうです。
ビタミン
ビタミンは、体の構成成分やエネルギー源にはなりませんが、機能や代謝を円滑にする働きをします。ちなみにhttp://www.web-planet.jpn.org/planet/にも書いてあるように、犬はビタミンCを体内で合成することができるんです。
犬に必要な栄養素の特徴
犬の栄養素の割合(三大栄養素)は、以下の通り人間に似ているといわれています。炭水化物 | たんぱく質 | 脂肪 | |
---|---|---|---|
人 | 68% | 18% | 14% |
犬 | 60% | 25% | 15% |
たんぱく質は、私たち人間より少し多く摂取する必要がありますが、犬はもともと雑食性のため、栄養素の割合が似ているというわけです。
ちなみに、肉食である猫は、たんぱく質が35%と人間や犬と比べると割合が高くなります。
ライフステージに合ったドッグフードを与えよう 犬は、ライフステージによって必要な栄養素が異なります。
例えば、子犬や授乳期の母犬は、成長のためにより多くのたんぱく質が必要になるのに対し、シニア期の場合は腎機能を考慮しリンなどの栄養素の過剰摂取に気をつける必要があります。
各ライフステージに対応したドッグフードには、その時期に必要な栄養素が含まれているので、出来ればライフステージに合ったドッグフードを与えるようにしましょう。