幼犬にはどんなドッグフードが良い?

ライフステージによって必要な栄養素が違う!

犬が生きていく上で必要な六大栄養素として、水・炭水化物・たんぱく質・脂肪・ビタミン・ミネラルがあります。
これらは、生命機能を維持するために必要不可欠で、バランス良く摂取することが大切です。
例えば、体の組織を作る上で必要なたんぱく質の摂取量は、成犬が18%以上なのに対し、幼犬は22%以上と言われています。
また、幼犬は胃腸の消化吸収がまだ未熟なため、消化がよく生物価の高いドッグフードが最適です。
一方、シニア期になると腎機能の低下リスクを考慮し、リンをあまり摂取しないドッグフードのほうが適しており、各ライフステージによって必要な栄養素も異るというのが分かります。

幼犬には幼犬用のドッグフードを与えよう!

各ライフステージによって必要な栄養素が異なるということは、各ライフステージに合ったドッグフードを与える必要があるということです。
つまり、幼犬には幼犬用のドッグフードが適しているのです。
http://www.ph-home.jp/koinu.htmlにも書いてあるように幼犬用のドッグフードには、炭水化物やたんぱく質の割合が多いだけでなく、骨や骨格の形成に必要なカルシウムやリン、脳の発達に考慮にDHAが含まれています。
逆に、この時期に成犬用やシニア期様のドッグフードを与えてしまうと、栄養不足となり発育に支障が出てしまいます。

適切な食事の与え方とは

幼犬時代、つまり成長期の栄養管理はとても重要ということになります。
犬の場合、成犬時の体重の約50%に達するのは、だいたい生後4〜5ヶ月といわれており、小・中型犬は生後6〜12ヶ月で成熟し、大型犬は生後12〜24ヶ月まで成長期が続きます。
基本的に、生後6ヶ月を過ぎれば1日2回の食事でも問題ありませんが、それまでの間は1日に与える量を3〜4回程に分けて与えるようにしましょう。
とくに、大型犬や超大型犬になると、食事を与える量が、発育期の整形外科疾患に影響してくるため、適切な量を与えることが大切です。
犬が欲しそうにすると、ついドッグフードを多く与えてしまう飼い主さんも多いですが、幼犬には今後の成長を考えパッケージに記載された適切な量を与えるようにしましょう。
【参考文献】
http://www.kylivestock.org/koinuyou.html
http://chaosparadise.jp/puppy.html