低脂肪ドッグフードの利点

低脂肪のドッグフードとは

低脂肪のドッグフードとは、消化吸収がうまくできなきことによって起きる下痢や高脂血症の犬に与えると効果が高いドッグフードです。
また、脂肪や食物繊維の含有量の調整、消化に良い原材料を使用しているのも特徴です。

消化管の健康維持に配慮しているため、高消化性のたんぱく質・炭水化物を使用しています。
また、オリゴ糖をはじめとする可溶性繊維も配合しています。
また、高脂血症や急性膵炎のことを考え、脂肪の含有量が少なく設定されている他、 粗繊維含有量を少なくすることで、消化吸収の負担を軽減できます。
多くの場合、健康維持のため、抗活性酸素物質配合しています。

こんな時に与えると効果的!

低脂肪のドッグフードは、下記に挙げると症状がある時に与えると効果的です。

下痢

特に、脂肪便が見られる場合(脂肪の消化不良)に効果があります。

急性or慢性膵炎

急性膵炎の場合、初期の治療は絶食がほとんどです。
その後、少量の水から開始し少しずつ低脂肪のドッグフードを開始していくという流れになります。
治療により急性膵炎の値が低くなっても、このドッグフードでの維持が推奨されます。
また、慢性膵炎の場合は、常にこのフードを食べ続けることが望ましいです。

高脂血症

高脂血症には、脂肪を制限したフードが推奨されりため、低脂肪のドッグフードをあげることが望ましいです。

リンパ管拡張症

治療法として、脂肪を制限したフードが望ましいです。

抗菌剤反応性腸症

この場合、治療法として食事療法が大切です。
消化性の高い低脂肪のドッグフードをはじめ、食物過敏症・食物アレルギーがある場合には、定低アレルゲンのドッグフードを与える事が望ましいです。

状況を見ながら与えよう!

すでに説明した通り、低脂肪のドッグフードは、消化吸収不良による下痢や急性膵炎などの疾患がある場合に推奨されるドッグフードです。
そのため、健康な犬に与える場合や、妊娠中・授乳期中・成長期中などの妊娠や子犬フードを与える時期に、これらの低脂肪のドッグフードは推奨されません。
その時の愛犬の状態を見ながら、低脂肪のドッグフードを与えるようにしましょう。

【参考文献】http://www.timberandmore.com/low-fat.html